「何でも自分一人で出来るようになることが自立ではなく、
苦手なことはそれが得意な人に手伝ってと言えるようになることが自立」
という言葉を聴きます。
この言葉には、「苦手なものは得意な人にやってもらえばいい」
「得意なことで自分は貢献すればいい」という風にも捉えられますが、
実際にはそれだけではなく、「苦手なものは得意な人から学び方を教えてもらえばいい」
「得意なことで苦手な人にその学び方を伝えればいい」
という事もあるのだと感じます。
私自身も苦手なことが沢山ありました。
仕事でいえば「営業」からはじまり、「スケジューリング」「原因分析」「ヒアリング」
「聴福人」
生き方でいえば「物を大切にする」「ご縁を大切にする」「機会を軸に自分を変える」
「人に喜んでもらう」
スポーツでいえば「テニスのバックハンド」「サーブ」「水泳」
勉強でいえば「国語」「英語」~~~~。
どれもこれも「苦手」だったのは、そのものではなく「学び方」でした。
「学び方」が上手な方に偶然出会えたり、自ら探したり。
どちらにしろ、自らが学ぶ意欲と実践し続ける意欲がなければ変わらなかっただろうなと思います。
そして、なぜ学ぼうと思ったのかと振り返ると、目指す社会や理想とのギャップに「困る」経験をするからだと思います。
新入社員の時、「営業」が出来なくては仕事にならないと困り、中堅になれば、営業の仕方を変えなければと困り、今になれば「世の中やカグヤの喜ぶ営業とは」と困ると、新たな学びの機会や出会いに恵まれる。
仕事だけでなく、人間性も同じだと思います。
志すから人は壁に当たり、志すから学びの機会が来る。
そう思うと、「苦手」ってなんだろうか?!と思うことがあります。
半年前、娘は「作文」が大の苦手で何時間たっても一行も進まなかったり、
折角書いても上手に思いを表現できなかったりという時期が随分とありました。
今は気が付いたら詩を書いていたり、好きな本をノートに写していたり、
テストでも作文が得意になり、武器になっています。
あんなに苦手と言っていたのに、「学び方」を習うだけでこんなに変わるのなら、
やはり思うところがあります。
今の私の「苦手なこと」・・・沢山ありますが。
やっぱりこれは、それそのものが「苦手」なのではなく、
それの「学び方」を知らないだけ。
そう思ったら、「苦手」って「のびしろ」ですよね!
人生を使ってまだまだ自分に伸びしろがあるって、素敵なことだなって思います。
ミマモリスト 眞田 海