時が流れる限り時代は変わり続けます。だからこそ、子どもたちに必要な教育の根本は変わらずとも、変わりゆく時代に併せて環境や方法を変えて行くのだと思います。子どもたちに対する「教育」と同じように、子どもたちに残していきたい「未来」「社会」も時代と共に変わっていくべきだと思います。そのためには私たちの「働き方」や「暮らし方」を変えて行かなければなりません。今年、全人類はコロナによって大きな打撃を受けました。しかし、地球全体の自然は大きな回復の機会を得ました。一見悪く見える事態も、物事の見方を変えれば福に転じることが出来ます。この機会を活かさず、このまま「働き方」や「暮らし方」を変える挑戦をしないというのは、「子ども第一義」というカグヤの理念からは考えられませんでした。オフィスを移転するのではなく、時代に合った働き方を追求し、子どもたちが憧れるような未来と社会を作るには、まずはミニマムに私たち自身の「身近な社会や暮らし」を変えて行くことを決めました。「オフィス」に出勤することが仕事ではなく、何が「働く」という事なのか。どう働くことが世の中にも子どもたちにも、自分たちにとってもよいのかを追求していきたいと思います。
ミマモリスト 眞田 海