ラグビーの元日本代表で神戸製鋼の監督であった平尾さんは
「最高のチームは一人一人が公私混同をするチームだ。ただし、「私」を「公」に持ち込むのではなく、「公」を「私」に持ち込むという意味だ」
と仰います。
これは「カグヤさん」は今どんな状況だろうか、誰かがそこをするなら自分はどうしたらいいだろうか。どうしたら喜ぶだろうか。
と、自分の中に「公」を持ち込むことであり、
「私」のやりたいことを「カグヤ」に持ち込みことではないように感じます。
居場所も性格も違っても、価値観が違っても、存在していられる理由は
「公」を「私」に持ち込める人材育成の企業文化が必要だと感じます。言い換えれば「組織の理念や目的」と「そこに働く人の初心」とが一致できる環境づくり。一致していなければ、自然に離職できる環境づくり。そう言った企業文化づくりが重要なのかもしれません。
一方で価値観やスキル、やるべき仕事が均一された「一斉画一型の組織・働き方」も重要で、人々はこの両方から自らで選択していけることが大切なように感じます。
ミマモリスト 眞田 海