先週、近くに落ちた雷の影響で「BA(場の道場)」のテレビが故障し映らなくなってしまいました。
いろんな意味で話題のオリンピックを見ることもできないので、近々引越し予定の「和楽(わら)」で使うテレビを早々に買おうかなーと友人に伝えると「オリンピックのためにテレビ買うとか昭和っぽくていいね」と。笑
確かにテレビの世帯普及率を大きく押し上げる契機となったのは昭和39年に開催された前回の東京オリンピックだったそうで、
また、その昭和30年代は「白黒テレビ」「電気洗濯機」「電気冷蔵庫」が三種の神器と呼ばれ、人々の憧れの新しい豊かな生活の象徴だったと言われてますが、
そう考えると、その頃から50年以上の時を超え、驚くほどに随分と時代が変わったなぁと感じます。
そして同時に、これほどに家電を含め物質的豊かさを得た私たちは、当時、白黒テレビでオリンピックに夢中になっていた方々と比べて、果たして幸せになっているのかなぁと、考えさせられるものも。
現代は(特に若い人は)、物質的にはある程度満たされたため、物の豊かさを求めること自体に価値を見出しにくくなり、物の豊かさよりも心の豊かさを重視するようシフトしてきている感覚も受けますが、価値観も多様になっていく中で、それぞれの「豊かさ」を求める時代に突入したのかもしれませんので、違いから対立せずに、尊重し合えたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子