今年も新たな年が始まりましたので、テーマとする一文字について発信したいと思います!
ちなみに昨年は「結」でした。
◆今年の一文字 ~2021年~
https://www.caguya.co.jp/kokoro/34235.html
昨年を振り返ってみると、私自身の一番のニュースは何と言っても東京から福岡の藁ぶき古民家「和楽(わら)」への移住でした。
古民家甦生へのプロセスは山あり谷ありでしたが、昨年テーマに掲げた「結」のとおり、新たな地でのご縁にも恵まれ助け合い支え合う関係が生まれ、沢山のおかげさまによって家自体は見事に甦生することができました。
ただ、本当の意味での家の甦生はそこで暮らしてこそ。実際に半年ほど暮らす中、夏は虫や野生動物の出現におびえたり、冬は厳しい寒さに震えたり、地域の常識の違いに戸惑ったりと想定外のことばかり。
慣れるまで大変さが目につくものの、自然豊かな地での古民家暮らしは、頭ではなく五感がフル稼働した感動の毎日で、改めて感じたのは、それらの経験は何にも代えがたいということでした。
そして今年掲げるテーマは「美」。自然や文化、歴史、伝統を含め、先人たちが繋いでくれた「美」に触れる機会が増えた今。そんな沢山の「美」を発見し、暮らしに取り込んだり、手を入れ更に磨いたりして、私たちが提唱している「暮らしフルネス」を今年も追求しながら、お客様は勿論、次世代の希望ある選択肢のひとつとなる場づくり、生き方ができたらと思っています。
とはいえ、文化や生き方となると目に見えるものでもなく、すぐに結果も出ないため、正直昨年は自分自身も焦りや迷いが多くありました。でもそれは会社の仲間と共に長年掛けてユニークな企業文化を築いてこられたのと同じことと思うとどこか勇気が出ます。
長い目でみて必要だと思うからこそ、自分の初心を信じ、お客様や仲間と共に、子どもたちの未来へと繋がる美しい社会を築いていけたらと思います。
改めまして・・・本年もどうぞよろしくお願い致します。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子