昨日のブログに続き、本日も「守静坊」での時のことです。
◆茅運び
https://www.caguya.co.jp/kurashi/41621.html
作業終了後には、感謝とお祝いの心から皆様一人ひとりに紅白饅頭を。^^
そんな日本のお祝い事の定番菓子となる「紅白饅頭」についてちょっと調べてみたところ・・・
「紅白」の言葉の起源は、源平合戦で源氏と平氏が赤と白の旗印に分かれて戦ったことにあり、このことから相対する2つの組という意味で使われていて、紅白歌合戦や運動会の紅白戦はこれが由来になっているとか。
では、なぜおめでたい場面で紅白が用いられるのかと言うと、由来諸説ありますが、赤色が赤ちゃんの出生を意味し、白色が死装束の色のように死や別れを意味するところから、その2つの色を組み合わせることによって人生そのものを表しているという説や、「ハレ」の日の食べ物として赤飯を炊き、餅をふるまう風習があり「赤飯と白い餅」から「紅白はおめでたい」という概念を持つようになったという説などもあるようです。
また「紅白」だけでなく「まんじゅう」にも意味があり、まんじゅうに使用されている小豆は古くから「邪気払い」「厄除け」の効果があると考えられていたと同時に、縁起物でもあった・・・ということです。
昔は貴族などといったほんの一部の限られた身分の人でしか、まんじゅうを食べることができなかったた背景から「まんじゅうは位が上の人だけが食べることができるお菓子、すなわち上用饅頭」とされて、例えば結婚式の場面ではゲストを立てるという意味で紅白まんじゅうがぴったりだというわけです。
私自身も、かつて卒業式や結婚式で紅白まんじゅうをいただいた記憶がうっすらとあるものの、近年では出番がだいぶ減っているように見受けられますが・・・
日本の祝い事にはやっぱり紅白まんじゅうがしっくりきますし、由来や背景を知るとなおさらこのような伝統も大切にしていきたいと感じています。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子