昨日に続き、「守静坊」でのキャラバンでのことです。
◆子どもは希望
https://www.caguya.co.jp/kokoro/43814.html
夕食後には、子どもたちと一緒に花札をして遊びました。
・・・と言っても、花札はずいぶん昔に少しやった記憶はあるものの、なじみがなくルールもよく分からなかったので、教えてもらいながらなんとなく一緒にやらせてもらったかんじでした。^^;
遊んでいると、花札には松、梅、桜、藤,燕子花(かきつばた)、牡丹、萩、薄(すすき)、菊、紅葉、柳、桐の12ヵ月の植物にちなんだ札が4枚ずつあることや、花鳥風月をあしらったデザインであることなどを知り、昔は気にもなりませんでしたが、今はその美しさや情緒溢れる日本らしさがなんだかとても気になったので、花札について調べてみました。
日本にカードゲームが初めて上陸したのは安土桃山時代で、宣教師が鉄砲やキリスト教、カステラ等と共に伝えたとされます。やがて、かるたは日本で賭事に使われるようになり、武士たちが熱中していったため、幕府によって禁止されるように。しかし、禁制が出ても武士たちによるかるた、ひいては賭事への愛はおさまらず、禁制が出ては、新しくアレンジされたかるたが考案されて・・・と幕府と武士たちによるイタチゴッコが始まったとか。花札も、アレンジされたかるたの1つで、数字を記してしまうと賭博用だとバレてしまうため、数字に花を当て教育用として使われていた和歌のかるたをモチーフとしたそうです。この花札がいつ考案されたのかは明確となっていませんが、1816年にはすでに禁制があるので、それ以前からあったようです。
そんなわけで、日本の歴史深い遊びとして残っている花札。デザインの由来を含め、知れば知るほど奥深く、日本人の感性が育つ要素も多く感じますので、今度姪っ子や甥っ子たちと遊ぶ時にでも一緒に親しみながら深めてみれたらと思います。^^
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子