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聴福庵

古民家甦生の取り組み

自社農園でのお米づくりや野菜づくり、社内ガーデンや天然酵母パンづくりなどを通して「生き方」を学んでいます。

こころ

母のピアノ

先週、神奈川の実家から、ついにピアノが到着しました!

 

 

200キロ超えの重たいピアノでしたが、男性ふたりで丁寧に上手に運んで下さいました。

 

 

しかも、地震による転倒対策や、床への負担が減る、万が一移動する場合も多少楽になる・・・というピアノの足に敷くパットのようなものも「展示品だからいいですよ」と、ありがたいことに譲って下さいました。

 

 

そんなかんじで、事前に準備していたピアノスペースに無事に設置!^^

 

◆生き物として
https://www.caguya.co.jp/kurashi/44297.html

 

 

ちなみにこちらの実家にあったピアノは、母が他界してからは、姪っ子が遊びに来た時にたまに弾くくらいでほとんど使われていなかったこともあり、「せっかくなら」と、和楽に送ってもらったのですが、

 

ピアノが部屋に運ばれた時には、「はるばる神奈川から福岡までよく来たねー」という気持ちと、ピアノに母親が重なってなんだか母がこの家にやって来たみたいな感覚にもなり、何とも言えない感慨深さがありました。

 

また父が、ピアノと一緒に年代物のピアノワックスや調律検査カードまで送ってくれており、その納入調律日をみると「昭和46年9月27日」と記入が。

 

父から事前に「お母さんの嫁入り道具で大事に使ったピアノです。まさにお母さんの形見ですからお母さんを思い出しながら弾いてくださいな。」とLINEが来てましたが、両親が結婚した51年前にあてはまるので、まさに嫁入り道具だったことが分かります。

 

 

そして早速、ワックスでピアノを磨いていると、子ども時代に母からピアノを習って弾いていたことなど、昔の色々な思い出もよみがえってきました。

 

 

形見ということもあるのでしょうが、確かにモノとは思えない何かがあるものですね。

 

また、偶然にもピアノ設置に立ち会ってくれていたお友達ご夫婦も、早速ピアノを弾いてくれたり、「また弾きに来まーす」など言ってくれて嬉しい気持ちに。

 

そう考えると、実家からはるばる「和楽」まで来てくれたからこそ、これから私だけでなく、街角ピアノのように色々な方々に弾いてもらったりと、たくさんの人が繋がったり、ピアノの音色と共に幸せな時間を過ごせたりできたら、ピアノも母も喜んでくれるのでは? なんて思っています。^^

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子


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