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聴福人・一円対話

協力して働く風土づくり

一円対話を通じて仲間との対話や認め合い、学び合う文化を大切にしています。また、起きた出来事を『良い』『悪い』という価値観で観ず、『福』に転じていける聴福人(ききふくじん)を目指して最幸の働く環境づくりを大切にしています。

こころ

今年度最後の一円対話

今日は週に一度の一円対話の日。今回私はフィードバック役として、一緒に話すのではなく、ビデオオフで外から仲間の話を聴かせていただきました。

 

 

一円対話では、まず話す順番を決めるための「席順テーマ」を話し(今日は「花より団子」順)、次に仕事から離れた「自由テーマ」、そして最後には基本的に毎回変わらない「初心(理念)からの気付き」をテーマに一人ずつ話し、皆で傾聴していくというもので、

 

これまで、進行役となる聴福人があらかじめ考えてきた席順テーマや自由テーマに対して、皆それぞれに話をしていましたが、今回は聴福人から「自由テーマを3つ用意してきたので、参加者の皆で話し合って選んでみてください」と、新たな提案が。

 

3つのテーマは「今年の春に挑戦してみたいこと」「最近嬉しかったこと」「最近面白かった映画もしくは見てみたい映画」というもので、

 

聴福人からは「その中で自分の好きな話を選ぶというよりは、皆が話しやすそうなテーマや、皆の話を聴きたいテーマ、自分が話しづらいテーマなど・・・皆で話し合って選んでみてください」という声掛けもあり、

 

最初は戸惑いや探り合いもあったものの、皆が聴福人のように、それぞれの声を聴き配慮し合いながらテーマを選んでいく姿が見えました。

 

結果「最近嬉しかったこと」という、わりと定番のテーマに決まったわけですが、単に聴福人から振り出されるものとはまた違うかんじもあり、皆で選んでいくプロセスにとても価値があることを感じました。

 

そして一円対話後のフィードバックの時間に、「今回新たな試みがとても素敵だったので、何か背景や思いがあったのか?どんなことを大事にしているのか?」など、聴福人に聴いてみると、

 

単純に同じことを続けていたら本物じゃなくなると思っている。一円対話のルールカードにも「皆が目指す理念や目的のために大事なものを大事なままに改善を続けて育てていく。」とあって、環境も変わるし人も変わるし、皆変わるから、本質を保つために改善を続けないとと思う。セミナーの仕事でも振り返りと改善をし続けているから、それが自然と板についてきたのかもしれない。「見守る保育」には道理が入っていると思っていて、保育では子どもたちに押し付けないのだから、大人だって自分たちで選べるようにしてもよいのでは? と思って試してみた。

 

・・・などと話してくれて、「ほんとにその通りだなぁ」と共感すると共に、改めて仲間の仕事に取り組む姿勢に尊敬するばかりでした。

 

今日は年度最終日ということで、今年度最後の一円対話でもありましたが、改めて、働く楽しさや仕事の醍醐味に気付かせてもらえるようなワクワクした気持ちになり、

 

新年度は私も振り返りと改善の場をもっと大事にしながら、周りの方々や目的から考えた上で出てくる「やってみたいこと」を提案してみる、試してみる、ということをもっと気軽にできたらと思います。^^

 

かぐやかコーディネーター

宮前 奈々子


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