終戦から79年。
平和を祈りつつ、戦争を知らない世代だからこそ、戦争について知り平和について考える機会にできればと、ちょうど地元で「オッペンハイマー」の映画が上映されていたので、そちらを観てきました。
原爆を開発した「原爆の父」として知られる理論物理学者オッペンハイマーの人生を描いたものですが、原爆にしても戦争にしても、国や立場が違ったり、切り取るところが違ったりすることで、見え方や捉え方も随分と違うのでしょうね。
そして、決して大きな戦争に限らず、身近な人付き合いなど日常においても、自分の中に奪う気持ちや憎しみ、妬みなどの心が生まれる限り、争いはとても他人事ではありませんし、平和でいられるため、平和をつくるために改めて教育の重要性も感じています。
私自身、モヤモヤしながらも、そこから学び、自分に何ができるのかを考え、平和への突破口を探る中で、相田みつをさんの「奪い合えば足りぬ 分け合えばあまる」の言葉を思い出しますが、こちらの原文に、更なる共感というか希望を感じますので、ご紹介させていただきます。
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奪い合えば足りぬ 分け合えばあまる
奪い合えば争い 分け合えばやすらぎ
奪い合えば憎しみ 分け合えば喜び
奪い合えば不満 分け合えば感謝
奪い合えば戦争 分け合えば平和
奪い合うと 足らないけれど
分け合うと あまっちゃうんだなぁ
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一人ひとりがこんな風に分け合えたら、やっぱり戦争はなくなる気がします。
資源は有限ですが、足らぬ、余るはその人の心がけで変わってくるでしょうし、世界と自分は繋がっているものですから、やっぱり自分が日頃から「分け合う」気持ちを忘れず行動することから大事にしていきたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子