先日、「和樂」の畑で育った高菜をお送りする機会がありました。
これまで色々な方に高菜の漬物や、そちらを乾燥&粉砕したスパイスをお送りすることはありましたが、高菜自体を発送したことは初めてのこと。
「できるだけ収穫時の新鮮さのままにお届けしたい!」ということもあり、
以前、よく実家の畑で葉物野菜が採れた時に母や父がやっていたことを思い出し、
収穫後すぐに水あげをしてから、新聞紙で包んでお送りすることに。
発送準備をしている時の気持ちを振り返ると、面識のない方にお送りしたこともあってか、「相手のために」という感覚以上に、「高菜の質を落とさないよう、高菜が恥ずかしくないよう、高菜に失礼のないように」という気持ちが不思議と強かった気がし、
それは高菜が、皆で手塩にかけた我が子のような存在であり、自慢の娘のようでもあり、生産者として自然と湧き上がる高菜自体への愛情やリスペクトから生まれた気持ちだったのかも、と思うものが。
そう考えると、高菜に限らずですが、自分たちが扱っている商品、モノに対して、そんな風に「自慢の娘」のように捉えたり、逆の場合もそんな感覚で受け取ったりするなど、もっと大切にしていきたいなと感じています。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子