前回のブログで、新年早々にインフルエンザでダウンしてしまったことを書きましたが、発症してから数日は高熱が続き食欲もない状態が続いていました。
そんな中で、新潟の実家に帰省していた妻と娘が戻って来るなり、1月7日ということで「七草粥」を作ってくれました。
体調が悪い中で食欲もない状態だと、一人でいる時は食事をとることすら面倒でしたが、こんな風に体調を気遣い、身体にやさしいお粥を作ってもらえるというのは本当にありがたいことだと感じます。
そんな七草粥ですが、古くから伝わる習慣ということで少し調べてみると、
七草は早春にいち早く芽吹くことから、自然界の新しい生命力であり邪気を払うものといわれ、そこから「無病息災」や「長寿健康」を祈って食されてきたとか
七草のそれぞれには、整腸作用、利尿作用、食欲増進、風邪予防、胃腸障害やむくみなどにも効果があり、日本のハーブ(薬草)と言えるこの七草を、正月のご馳走で胃腸の疲れが出はじめたこの時期に食することは理にかなっているとか
様々な由来や理由がそこにあることを知ることができ、とても興味深く感じられました。
もちろん科学的な根拠なども色々あるかもしれませんが、このようは習慣や文化が生まれたり後世に遺っていくのは、やはり「思いやり」や「感謝の心」がその根底にあってのことだと思えます。
そのような意味でも、今回の七草粥はとてもとても味わい深いものだったと感じています。
ビジョンリスナー
大河内 盛友