先日、室礼のお稽古にいきました。
そんな中、先生からの
「年中行事の世界では、主語は『私』ではなく『私たち』。私がどうこう・・・ではない。祭りも行事もひとりではできない。」
・・・というお話がとても印象に残りました。
今は「個」を優先する流れからか、社会を見てもなんだかバラバラになっているのが目立っているような気がしますが、
確かに年中行事やお祭りなど、長い年月をかけて先人が残してくれたものの中には、自然と協力がうまれ・・・そこにはバラバラにならない「一緒に」の智恵が沢山含まれていることを感じずにはいられません。
もちろん「自分」は大切な存在であり「個」を尊重することは大事なことですが、「ひとりでは生きていけない」という大前提を自覚しておきたいものです。
そして、自分の考えや意見を言うことを大切にするのも、「一緒にやっているから」という思いを忘れず、周りとの繋がりやおもいやり、感謝の欠いた自己主張になっていないか・・・?と、気を付けたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子