先週、いつも会社でお世話になっているお花屋さんが、お花と一緒にゼンマイを持ってきてくれました。
そして数日後。
気づけば、隣の植物に巻きついていて・・・
私は、あまり田舎育ちではなかったので、ゼンマイは食べたことはあっても、その成長の過程を見たこともなく、「なになに?」と、その想定外の成長に驚いたのですが・・・
調べてみると「シダ植物」ということで、成長するにつれてこの渦巻が開いて葉が広がってくることを知り、かなりの衝撃でした!^^;
またゼンマイには、男ゼンマイ(胞子葉)と女ゼンマイ(栄養葉)というものがあるらしく、山菜採りをする人たちは、なるべく男ゼンマイを採らないように女ゼンマイを採っていくといいます。
旬の時期は春から初夏で、全国的に水気のある所や田んぼの周りに一斉に生えてくるそうで・・・
都会に住むとなかなか見かけることはありませんが、食べるだけではなく、こうして観賞していると、改めて春の芽吹いていく様子を感じられ、旬を身近に感じることができた気がします。
そして昔の人は、この食べられる時期や採っていいか悪いかなど、よく自然を観察し工夫して食べていたりしながら、春の喜びや幸せを感じていたのではないかと、目の前のゼンマイを見ながら感じました。
せっかくの機会なので、このゼンマイが社内で育っていくのを観察しながら、またこのブログで春をお届けしたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子