こんにちは、女将です。
ベランダの観葉植物がとうとう天井を飛び越え、上階のベランダに進出してしまいました。
毎年すごい勢いで成長し続けていたのでいつかはこうなるとは思っていましたが、なかなか剪定する決心がつかず放置していたのです。
しかしさすがにここまで伸びては近隣トラブルになり兼ねません。
意を決して天辺から50センチほどノコギリで切ったのですが、切り落としたそれを見て衝撃が走りました。
今まではひたすら先端だけが上へ上へと伸び続けていたのに、今年は先端だけでなく、枝の分け目や幹からも枝葉を伸ばそうと新芽を覗かせていたのです。
切ったりしなければ、きっとこれまでにないくらい立派に生い茂った姿を見れたに違いありまん。
それでもなんとか生きてくれないものかと切った部分を土に挿してみたものの、数時間でぐったりうなだれ生気がなくなり、なおも諦め切れず水盤に挿してみていますが、さらにしおれ具合は進んでいます。
結局、近所迷惑にならないようにと、一生懸命大きくなろうとしていたその成長を阻んでしまったのです。
植物にしてみれば、そんなもの人間都合でしかありません。懺悔の気持ちでいっぱいです。
世の中を見渡せば、こんな人間都合が溢れています。
環境保護といいながらも、そこにはどこか人間都合が見え隠れしています。
どちらにとっても都合のいい環境づくりは理想ですが、容易なことではありません。
まずは、今、自分にできること。
残されたわずかな枝葉がまた大きく生い茂るよう、心を寄せ見守り続けようと思います。
ミッションパート
佐藤真樹