先日、外出先でハナミズキとよく似たきれいな花が目に留まり・・・樹木にかかった札を見てみると「ヤマボウシ」と。
「きいたことあったけど、こんな花だったんだ!」と、驚きと感動がありちょっと調べてみることに。
ヤマボウシは原産国が日本であるのに対してハナミズキはアメリカからの外来種のようで、花びらのように見える白い総苞片をみると、ハナミズキは丸みがありますが、ヤマボウシの先端が尖っています。
また、その名は、実際のお花部分である中央の丸い部分を坊主頭に、4枚の白い花びらに見える総苞片を白い頭巾に見立てて・・・比叡山延暦寺の僧兵の「山法師」になぞらえたとか。
秋にイチゴのように赤く熟す果実は、甘くて食べられるそうで、ジャムにしたり果実酒にもできたり、その後は、鮮やかに紅葉するそうで・・・新緑、花、果実、紅葉と、4拍子そろった美しさが評価されて、庭木としても人気があるみたいですね。
更に、材は堅いので、農具の柄などに使われていたことから、昔から親しまれていた植物だったそうで、知れば知るほど、昔から私たちに沢山の恩恵を与え、私たちの暮らしを支え豊かにしてきてくれていたことが分かります。
我が家に庭はありませんが、せっかくなのでベランダか畑あたりで育ててみたいものです。^^
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子