週末、田んぼの草刈りのため藤﨑農場にお伺いした際に、「農薬は稲以外の草を殺すけど、実は稲にとってもダメージがあって苦しいものなんだよね。」と、スタッフの方が教えてくれました。
そういう意味では、こちらの田んぼは農薬や化学肥料を使わず「生き物いっぱい」が特徴でもありますが、それは稲だけを育てているというよりも、稲をとりまく生き物の住みかをできるだけ守ったり、一緒に育てたりして豊かな生態系をつくっているようなかんじでもあり、
稲とその周りの生き物は、やっぱり絶妙な関係性の中で切り離せないものなのだと妙に納得するものがありました。
そしてこれを、保育園に例えてみると・・・
子どもを育てるために、子どもだけに注目するのはかえって不自然なことで、子どもをとりまく環境に目を向けそちらを豊かにしていくことで、結果子どもにとってもよい・・・ということがいえるような気がします。
自然界はもちろん、人間社会においても関係性の中で成り立っているのですから、「何かだけ」ではなく、皆にとって幸せな道を探していきたいものです。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子