関東は6月中に突然の梅雨明けでした。
青空も雲も、もうすっかり夏の空になりました。
こんなに早く梅雨明けするとは思ってもいなかったので、
先日の日曜日に梅干し用のもみ紫蘇を作りました。
紫蘇も丁度スーパーでは旬を迎えたようで
大安売り。
紫蘇を一枚一枚手でちぎり、
洗い、そして塩もみを行いました。
大量の紫蘇ももみ終えるとこんなに小さくなります。
これを梅酢の中に入れると、
梅酢(クエン酸)と反応して真っ赤になるのですが、
これが、赤くならない人がいるということを聴きました。
調べてみると、どうやら梅を赤くするのには2つのコツがいるそうです。
・紫蘇をしっかり揉んで傷をつけること
・紫蘇を固く絞り、アクをしっかり取ること。
紫蘇のアクがどうやらクエン酸との結合を邪魔していたそうです。
昔は「梅干しを赤くできない女性は子どもを授かれない」
なんて言っていた時代があったそうですが、
この「コツ」が伝承されていたら、
そんなひどい話も生まれなかったのでしょうね。
毎年毎年の梅干し作りですが、
作るたびに新しい発見や智慧を学ぶことが出来るのも
子どもたちのお陰だと感じます。
一人で行うと作業になりやすいですが、
こどもたちと一緒に行うと沢山の好奇心や「なぜ?!」
が生まれ、自然と大人も感化されます。
私の場合、智慧を伝承するというよりも、
子どもたちのお陰で一緒に学べる機会の方が多いですが、
これからも、子どもたちの好奇心を邪魔しないよう、
正しいよりも楽しいを。
やらねばならないのではなく、やりたい分だけ。
自分が主体にならないように気を付けていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海