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農・植物・発酵

自然の智慧を学ぶ

時代と共に現代にリノベーションされた築120年の古民家。先人の知恵と暮らしを取り戻すための再生。日々その姿を変えてゆく中に生まれゆく温もりとゆとりに、古より受け継がれてきた智慧を感じてください。

暮らし

一緒に

関東は6月中に突然の梅雨明けでした。

 

青空も雲も、もうすっかり夏の空になりました。

 

こんなに早く梅雨明けするとは思ってもいなかったので、

先日の日曜日に梅干し用のもみ紫蘇を作りました。

 

紫蘇も丁度スーパーでは旬を迎えたようで

大安売り。

 

紫蘇を一枚一枚手でちぎり、

洗い、そして塩もみを行いました。

 

 

大量の紫蘇ももみ終えるとこんなに小さくなります。

 

 

これを梅酢の中に入れると、

梅酢(クエン酸)と反応して真っ赤になるのですが、

 

これが、赤くならない人がいるということを聴きました。

調べてみると、どうやら梅を赤くするのには2つのコツがいるそうです。

 

・紫蘇をしっかり揉んで傷をつけること

・紫蘇を固く絞り、アクをしっかり取ること。

 

紫蘇のアクがどうやらクエン酸との結合を邪魔していたそうです。

 

昔は「梅干しを赤くできない女性は子どもを授かれない」

なんて言っていた時代があったそうですが、

この「コツ」が伝承されていたら、

そんなひどい話も生まれなかったのでしょうね。

 

毎年毎年の梅干し作りですが、

作るたびに新しい発見や智慧を学ぶことが出来るのも

子どもたちのお陰だと感じます。

 

一人で行うと作業になりやすいですが、

こどもたちと一緒に行うと沢山の好奇心や「なぜ?!」

が生まれ、自然と大人も感化されます。

 

私の場合、智慧を伝承するというよりも、

子どもたちのお陰で一緒に学べる機会の方が多いですが、

これからも、子どもたちの好奇心を邪魔しないよう、

正しいよりも楽しいを。

やらねばならないのではなく、やりたい分だけ。

自分が主体にならないように気を付けていきたいと思います。

 

ミマモリスト

眞田 海

 

 


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