先日の草取りで子どもたちと捕まえた
田んぼの用水路に住む魚たち。
ドジョウにコブナにクチボソやタニシ。
この中の「コブナ」。
妻の実家では秋の風物詩として甘露煮をよく食べたとか。
調べてみると、妻の実家立科は、佐久市にあり、
その佐久市の田口という地区はどうやら
「日本で一番海から遠い地域」だそうです。
土地柄、海産物を手に入れることが難しかった佐久。
しかし、八ヶ岳から流れる豊富な水があったこともあり、
昔から、「鯉」や「コブナ」などを、稲作の際に田んぼに放流し、
稲と一緒に鯉やフナなどを養殖して食べて動物性タンパク源と
していたそうです。
一番古い文献に残るもので、平安時代。
文献にはありませんが、もっと古くから養殖をしていたのかもしれません。
http://www.iijan.or.jp/oishii/area/east/post-1419.php
長野県は近年の間、日本一長寿の県として有名ですが、
世界では長寿の地域のことを「ブルーゾーン」と呼んでいたりしますが、
米国の研究者、ダン・ベットナーをリーダーとする
専門家グループはこれらブルーゾーンを訪れ、
長寿の9つの要因を突き止めたそうです。
(下記ページより日本語訳付きの動画が見ることが出来ます)
http://digitalcast.jp/v/13593/https://youtu.be/I-jk9ni4XWk
それは、
- 暮らしの中でよく動く
:掃除などの家事に散歩。生活自体がアクティビティであること
- 野菜中心の食事
:ハレとケのバランスを大切に
- 適度に飲酒
:毎日、その人に合った『少しだけ』
- 「腹八分目」
:30分後に満腹感は脳へ届きます
- ストレス解消になる行動を取る
:「昼寝」「祈り」「一緒にお茶を飲むこと」などの毎日の習慣を
- 生きるに値することを持つ
:自分なりの「生きがい」を持って暮らすこと=「その朝自分が起きる理由を持つ」
- よい影響を与える人たちとつきあう
:良い習慣や良い行動から大きく影響される
- 繋がっていると感じられるコミュニティを持つ
:信仰や生きがい、価値観など、何かを同じくする仲間たち
- 大事な人たちを優先する
:父親、母親、兄弟姉妹、祖父母等、家族間の絆が深いこと
とありました。
長寿の土地には、まだまだ日本の古来からの暮らしの知恵や
文化が残っているのだと感じます。
子どもたちに何を残していく必要があるのか。
自分自身の暮らしの中から深めていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海