no-shokubutsu-hakko

農・植物・発酵

自然の智慧を学ぶ

時代と共に現代にリノベーションされた築120年の古民家。先人の知恵と暮らしを取り戻すための再生。日々その姿を変えてゆく中に生まれゆく温もりとゆとりに、古より受け継がれてきた智慧を感じてください。

暮らし

ブルーゾーンから学ぶ

先日の草取りで子どもたちと捕まえた

田んぼの用水路に住む魚たち。

 

ドジョウにコブナにクチボソやタニシ。

 

この中の「コブナ」。

妻の実家では秋の風物詩として甘露煮をよく食べたとか。

 

調べてみると、妻の実家立科は、佐久市にあり、

その佐久市の田口という地区はどうやら

 

「日本で一番海から遠い地域」だそうです。

 

https://www.google.co.jp/maps/place/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A7%E6%B5%B7%E3%81%8B%E3%82%89%E4%B8%80%E7%95%AA%E9%81%A0%E3%81%84%E5%9C%B0%E7%82%B9/@36.1767111,138.4496402,11z/data=!4m5!3m4!1s0x0:0x3e69c17795438ab4!8m2!3d36.1766765!4d138.5809611

 

土地柄、海産物を手に入れることが難しかった佐久。

しかし、八ヶ岳から流れる豊富な水があったこともあり、

昔から、「鯉」や「コブナ」などを、稲作の際に田んぼに放流し、

稲と一緒に鯉やフナなどを養殖して食べて動物性タンパク源と

していたそうです。

 

一番古い文献に残るもので、平安時代。

文献にはありませんが、もっと古くから養殖をしていたのかもしれません。

 

http://www.iijan.or.jp/oishii/area/east/post-1419.php

 

長野県は近年の間、日本一長寿の県として有名ですが、

世界では長寿の地域のことを「ブルーゾーン」と呼んでいたりしますが、

 

米国の研究者、ダン・ベットナーをリーダーとする

専門家グループはこれらブルーゾーンを訪れ、

長寿の9つの要因を突き止めたそうです。

 

(下記ページより日本語訳付きの動画が見ることが出来ます)

 

http://digitalcast.jp/v/13593/https://youtu.be/I-jk9ni4XWk

 

それは、

 

  1. 暮らしの中でよく動く

:掃除などの家事に散歩。生活自体がアクティビティであること

  1. 野菜中心の食事

:ハレとケのバランスを大切に

  1. 適度に飲酒

:毎日、その人に合った『少しだけ』

  1. 「腹八分目」

:30分後に満腹感は脳へ届きます

  1. ストレス解消になる行動を取る

:「昼寝」「祈り」「一緒にお茶を飲むこと」などの毎日の習慣を

  1. 生きるに値することを持つ

:自分なりの「生きがい」を持って暮らすこと=「その朝自分が起きる理由を持つ」

  1. よい影響を与える人たちとつきあう

:良い習慣や良い行動から大きく影響される

  1. 繋がっていると感じられるコミュニティを持つ

:信仰や生きがい、価値観など、何かを同じくする仲間たち

  1. 大事な人たちを優先する

:父親、母親、兄弟姉妹、祖父母等、家族間の絆が深いこと

 

とありました。

 

長寿の土地には、まだまだ日本の古来からの暮らしの知恵や

文化が残っているのだと感じます。

 

子どもたちに何を残していく必要があるのか。

 

自分自身の暮らしの中から深めていきたいと思います。

 

 

ミマモリスト

眞田 海


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