千葉県香取市に生き物いっぱい 耕さない田んぼ「藤﨑農場」があり、5年ほど前からご縁を頂き、田植えと草刈り、稲刈りの時期に伺い一緒にお手伝いをさせて頂いていました。
今年から藤﨑農場さんの田んぼの一部をお借りすることになり、カグヤ米を藤﨑農場さんのご協力の元、育てていくことになり、5月の連休後に田植えをし、約1か月半後、観測史上最も早い6月末の梅雨の明け後に草取りへ伺いました。
炎天下が予想され、熱中症にならないかとヒヤヒヤしながらも、空には夏の雲が浮かび、稲が風でヒューっと揺れると、ウェーブが起こったように田んぼ一面の稲が揺られ、暑さの中にも、心地よさがありました。
藤﨑農場の郷さんは「この時期、風で揺れる稲を田んぼで見ていると、船酔いになったみたいになる」と話をしてくれました。
田んぼ一面に広がる稲は、確かに緑色の海のようにも見え、田んぼの水は太陽の光を強く浴びでぬるく、温泉に入っているようでもあり、強い日差しの中草取りを行いました。
草を抜き始めると、ついつい夢中になって熱中してしまいがちでしたが、お互いに声を掛けながらこまめに休憩をし水分補給をしたり、慣れない作業に大変さを身に沁みて感じるものがありました。
草取り後の昼食は格別で、子どもたちと一緒に竈ご飯を炊き、出来立てのご飯にはカレーを盛り付けました。体を動かしてお腹も空いて、みんなで美味しく楽しい時間を過ごしました。
藤﨑農場さんの田んぼでお米作りを学ばせて頂きながら、同時に見守るとはどういうことか、自然から学び、子どもたちにも日本の伝統的な暮らしを伝えていきたいと感じました。
ミマモルジュ
奥山 卓矢