今年も暑中見舞いハガキをお客様やパートナーの皆様へお送りさせていただきました。
この暑中見舞い、もともとはお盆に里帰りする際のご先祖様へのお供え物だったものが
普段お世話になっている方への贈り物となり、簡略化されてハガキなどに形を変えたそうです。
簡略化というと聞こえがよくない気もしますが、どんな手段でも、お世話になっている方に感謝の気持ちを伝えたり、体調を気遣い合ったりという慣習が引き継がれているのは素晴らしいことだと感じます。
子どもの頃、よく読んでいた雑誌の最後の方に“私と文通しませんか?”というようなコーナーがあり、そのコーナーがきっかけで全国に何人か文通をする友達ができたことがあります。
その手紙のやり取りが楽しくて、返事がくるとすぐに私も返事を書いていた記憶がありますが、いつからか誰かに手紙を出すことも減ってしまった…というか、ほぼなくなってしまったように思います。
昔は当たり前のようにしていたことも、一度お手軽便利なものを覚えてしまうとなかなか元には戻れないものですね。
ですので、こういった会社の取り組みがきっかけで、また誰かを思う気持ちを文字にできるのは有難いことですし、一枚一枚、相手のことを思い浮かべながら書いている時間はとても豊かな時間だと、改めて感じることになりました。
余談ですが、文字を書くことが減ると漢字が書けなくなっていきますね…。
やはり“書く時間”は大切にしたいものです!
美化コーディネーター
眞田 由莉