今週末の11月23日は勤労感謝の日であり、昔から新嘗祭(にいなめさい)の日でもあります。
新嘗祭とは五穀豊穣の収穫祭にあたり、新嘗の「新」は新穀(初穂)を、「嘗」はご馳走を意味し、天照大御神はじめ天神地祇(てんじんちぎ すべての神々)に初穂をお供えして、天皇陛下自らも初穂を召し上がり、神様の恵みによって初穂を得たことを感謝するお祭りです。
そんなわけで先日カグヤでも、千葉の藤﨑農場さまのところにある今年から始まった「むかしの田んぼ」で、今回無事に実った新米とその炊き立てご飯などをお供えし、お米の収穫を祝い感謝するお祭りを行いました。
更に直会(なおらい)では、田んぼの中の特設ステージを整えなおし鉄板を真ん中にセットして・・・新米と炭火焼肉!
更に、太陽が沈む頃にはお月さまも顔を出し・・・
月見団子も楽しみました!笑
そんなわけで、この1年を振り返りながら、お米は勿論、色々と皆で楽しくおいしくいただいて、いつの時代もこんな時間はとても幸せだったのだろうなぁと実感。^^
お米作りにどんどん携わることで、お米や自然の1年の流れは勿論ですが、こんな風に、節目節目で五穀豊穣の祈りや祝いを重ねてきた農耕儀礼も合わせてやってみることで、知識だけではなく感覚のところでも、日本人の原点に触れさせてもらっているかんじがします。
まだまだ新鮮な感覚も多く、体に馴染んでいるわけではありませんが、お米づくりや行事を重ね、こんな風に先人の智恵に触れ、自然や行事から学びながら、感謝と共に暮らしていた日本人の原点を思い出し子どもたちへと繋いでいけたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子