私が住む地域では毎年1月に「どんど焼き」が行われます。
どんど焼きは、正月のお飾りや書き初めを持ち寄って燃やす正月の火祭り行事で、どんど焼きの火にあたったり、焼いた団子を食べれば、その一年間健康でいられるなどの言い伝えもあるそうです。
当日の朝は地域の人が続々と集まり、点火されると…その音、その勢い、その匂い…燃え上がる時間はあっと言う間ではありますが見応えがあります。
実は友人家族が櫓(やぐら)作りに関わっていると聞き、前日にもその様子を見に行かせてもらいましたが空高く建てられた櫓(やぐら)は本当に美しく見事で、それに携わる方々の意気込みや熱意、誇りにも触れることが出来ました。
歴史あるものには必ず背景があり、伝統が続くためには、それを守り続ける方々の努力と想いがあってこそだと痛感します。
子ども達がそんな迫力あるどんど焼きを目にすることが出来るのも、焼いたお餅を美味しいのも「おかげであること」。
私たちもそれを忘れずに在りたいと思います。
エールキーパー
秋山 有紀子