2019年、いよいよカグヤの稲作がスタートしました。
今までは、田植え、草取り、稲刈りと、年3回、千葉の神崎にあるカグヤ田へ出向き農作業していましたが、今年は不耕起栽培の師で、田んぼを貸してくださっている藤崎農場さんからのお誘いで、種籾蒔きに挑戦することになりました。
田んぼに植える苗を作るための種蒔きと聞いて、プラスチックの入れ物かなんかに土を敷き、床一杯に並べたらそこへ一斉に種籾を振り蒔いていくのを想像していたのですが、今時はぜんぶ機械がやってくれるんです。
ただ、長方形のパレットを機械にセットしたり、敷き詰める土を機械に補充するのは手作業です。
これがなかなかの重労働です。
パレットに土が入り、種籾が均等に落とされ、水が掛けられさらに土を被せるという行程です。
レーンから出てきたパレットをきれいに重ねてひとまず完了です。
水分を含んだパレットは1枚が3、4キロにもなります。
これをフォークリフトでビニールハウスへ運び並べまます。
あとは毎日気温を注意深く観察しながら、成長し過ぎたり、逆に成長が滞ったりしないようお世話をし続けるのです。
すでに先にまいた種籾は5センチくらいの稚苗にまで成長していました。
どの苗も茎がしっかりしていて力強い息吹を感じました。
まるで藤﨑農場さんの深い見守りに応えているようです。
空に向かって伸びる苗を見ながら、新しい命が芽吹く春を感じました。
ミッションパート
佐藤真樹