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行事

日本古来の行事から学ぶ

年中行事や室礼、祭りを通して、日本古来の信仰心を取り戻したり、季節の巡りに寄り添った暮らしを味わい自然に感謝しながら、本来の行事のあり方を見直しています。

暮らし

原点

今日は、カグヤ「むかしの田んぼ」で田植えを行いました!

 

 

「もう田植えの季節か~」などと、自分の口から出るようになったことに、どこかうれしさも。

 

・・・というのも、自分は実家が農家だったわけでもありませんし、自然豊かな田舎育ちというよりは、どちらかというと町育ちのため、稲作も田んぼも身近ではなかったので、田植えの時期も知らなければ、お米がどんなふうに育つのかも知らずに大人になってしまい、

 

その後、興味関心が湧いた頃に一度、市が主催する田植えに参加したことはあっても、スポット体験というかんじだったので、育つ経過を追うこともなくそれきりになっていたのですが、

 

こうしてカグヤに入社し、藤崎農場様とご縁を頂き、一年を通して少しずつお米作りに携わるようになって、ようやく「稲作」から、一年の流れ、季節の巡りが、知識ではなく体験を通して感覚で感じられるように変化したからです。

 

今回は、お客様や保育関係者ではない方なども含め、初参加の方も多く、「田植えは人生初です」という方も何人かいらっしゃいましたが、そんな方々も、実際に裸足で田んぼに入りやってみると、皆子どもにかえったようにとてもイキイキ楽しそうに田植えを行うわけで、

 

やっぱり、稲作文化は日本文化であり、そんな日本人の原点に自然とかえれるのかもしれず、知らずに体験せずにいるのはなんだかもったいないことのようにも感じます。

 

そして、子どもの頃から身近ではなかったにもかかわらず、田植え後の鏡のように輝く水面を見ても、夏の強い日差しの中でぐんぐん成長する稲の青さを見ても、秋風に波打つ一面黄金色の田んぼもを見ても・・・どこか懐かしさが感じられる、日本の原風景だと思うと、田んぼや稲作には、やっぱり日本人としての原点が多く残されているような気がしてなりません。

 

昨年から、「むかしの田んぼ」という名前でお米作りを始めてますが、「むかし」から続く稲作の中につまっている、日本人の大事な「原点」を、「今」を生きる自分たちがしっかりと体験から深めてつかんでいって、「みらい(子ども)」へと繋いでいけたらと思います。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子


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