先日の釣りのあとから、
子どもたちはよくキッチンへ来るようになりました。
「何をやっているのだろう」
「もしかして釣った魚をまた何かしようとしているのかも。」
目刺しを作ったときもそうですが、
翌日にオイルサーディンを作ったときも、
興味津々でした。
普段は食材をスーパーで買ってきても、
興味を持ちませんが、やはり自分たちが釣ってきたものには
興味を持つのですね。
見て学んだり、手伝って学んだり、食べて学んだり
調べて学んだり。
そう思うと、釣りは身体を動かす遊びでもあり、
暮らしのための食糧を確保する狩りとしての学びであり、
命を頂くという学びであり、調理としての学びであり、
家族の食卓の原点でもあるように思います。
「遊ぶこと」「暮らすこと」「食べること」を分けないことで、
一つの行動から様々な学びが得られることを思うと、
その姿は「ブルーゾーン」に暮らす人々の生活そのものであることを感じます。
今、私たち大人も、子どもたちも、
「遊び」や「暮らし」や「趣味」や「仕事」が
それぞれに別々にありすぎるから忙しいのかもしれません。
働き方改革や保育園に求められているものも、
何かをやめて何かを始めるのではなく、
分けない生き方とは何かということを、
ブルーゾーンの方々から学び、時間の使い方、人生の使い方を
再構築する必要があるのかもしれません。
ミマモリスト 眞田 海