先日仕込んだ梅ですが、
今夜見てみると、しっかりと梅酢が上がっていました。
今年は仕込んだ梅の状態が完熟で良い状態だったので、
とても順調な梅酢の上がり具合です。
次期が一日か二日ずれるだけで、青かったり、
腐り始めたり。
それによって、梅酢の上がり具合も、
そして透明度も違ってきますが、
梅酢の上がり具合が悪くて、市販の梅酢を追加した年も、
熟しすぎて痛み始めた梅を仕込んで、濁った梅酢が上がってきた年も、
どちらの梅も、実は思い入れが深く、
食べれば、「このお陰で塩梅が変わるようになったんだなぁ、、」と
感慨深い思いが溢れ、不思議と「美味しい」と思ってしまうような
自分にとってはそれぞれが味わい深い梅です。
今年の梅はどんな味わいを醸してくれるのかは、
この仕込みの期間をどんなふうに過ごしたかによるわけですから、
今年もまた、学びの多い梅干し作りにしていけたらと思います。
ミマモリスト 眞田 海