今年はずいぶんと涼しい7月を迎えています。
東京は7月に入り、25度以下だった日が、
昨日の14日までで既に11日。
日照時間の平年比では東京は7パーセント以下と
驚くほどの低さとなっています。
このあと20日以降からは夏日が続くという
予想はされていますが、
この気温の影響は各所に出てきていそうです。
今月の19日には、カグヤでも草刈りがあります。
草刈りのお誘いにある園さんに電話をした時のこと、
先生からも「今年の田んぼ、大丈夫だといいね」
と心配の声を頂きました。
冷夏と大雨がひどかった1993年には、
輸入米に頼るなど記録的な不作となりました。
あの時、慣行農法(当時の一般的な作り方)をせず、
自然農を行っていた農家さんはどうだったのだろうと
その先生に聞いてみると、
「実はその時(1993年)はまだ自然農にはかかわっていなかったけど、
そのあとすぐかかわり始めてから、話を聴いてみたら、
自然農の畑はあの年はその自然の寒さに順応して
大きくならず、育たなかったけれど、そのあと暑くなったら
一気に伸びてきて、収量はさほど変わらなかったんだってさ」
と教えてくださいました。
今年もある意味では、慣行農法の畑と、カグヤの田んぼの
違いを観察するには良い年なのかもしれません。
自然ととも育まれる稲の生命力と順応力が
学んでいきたいと思います。
ミマモリスト 眞田 海