今日は、千葉県神崎町にあるカグヤの「むかしの田んぼ」で草取りを行いました!
出発時の新宿は雨模様でしたが、田んぼに来るとまさかの晴れ!
稲を見ると、既に出穂して花が咲いているものもチラホラありました。
それにしても、近隣の田んぼを見てみると、除草剤の効果か稲以外の草は生えておらず、ある意味きれいなものでしたが、藤崎農場さんにお借りしている「むかしの田んぼ」は、田んぼの生態系を活用して稲が育つ「生きものいっぱい 耕さない田んぼ」が特徴ですので、当然ながら、色々な種類の虫も草もいっぱいいて、その豊かさにかえって安心するものを感じます。
昨日もありがたいことに、保育園の先生など色々な人が来てくれましたが、虫が苦手で素足や素手では到底無理・・・と仰っていた初参加の女性も、気付けば、草を投げ合ったり、虫も大丈夫になっていたりと、泥まみれになって楽しんでいる様子。^^
他のメンバーも、普段よりも表情も晴れやかに笑顔も多く、声も大きかったりして、田んぼなど自然を前にすると、それこそ仕事やそれに伴う立場などが取り払われ、本来の姿が引き出されるのかもしれません。
改めて写真を見返してみても、いつもの働く新宿と田んぼでは、景色も醸す雰囲気も全然違うかんじがしますが・・・
心身共に病気がふえている現代を考えると、随分と自然から離れてしまった暮らし、仕事をしていることも大きな要因のような気がします。
そう考えると、生きものいっぱいの「むかしの田んぼ」は、虫や草だけでなく、それに関わる私たち人間も笑顔に元気に命を活かしてくれるわけで、同時に人も他の植物や虫と同じく自然の一部であることを、どこかで教えてくれているのかもと思うと「すごい田んぼだなぁ」と実感。
こんな場が与える役割は、これからの時代にとって、なおさら重要な気がしています。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子