昨日に続いて今日もかつお節についてです。
なんでこんなにかつお節のことばかり毎日ブログで書いているかというと、
子どもたちに残していきたい未来・社会を作っていくのは私たち社会人の使命だと
思いますが、その際に便利な文明を追求するのも一つだとは思いますが、
それだけの社会ではなく、日本人の先人の智慧や、
自分たちの命や暮らしを支えてきてくれた大切な文化も一緒に伝承し、
子どもたちの選択肢を奪わないでいたいと思うからです。
かつお節一つからも、先人の智慧や文化を多く学ぶことが出来ます。
かつお節を自分で薄く削ることがどうしてもできなかったのですが、
先日、築地の伏高さんのかつお節削り講習に伺わせて頂いてから、
https://www.fushitaka.com/cont/shinan/
自分だけでなく、社内のクルーの誰が削ってもちゃんと薄く削れるようになりました!!
もちろん、「かつおちゃん」のレベルのものではなく、
「薄く削れる」という点においてですが。
その講習会では、削る「技術」を教えてくれるのではなく
削れるような環境設定を重点的に教えてくれました。
安定した削り器の置き方、高さ、
薄く削れてしまう刃の設定方法
と、環境を整えてしまえば、人に技術がなくても
ある程度のところまで削れてしまうところまで教えてくれました。
社内のクルーも、自分が削った花かつおに感動し、その味に感動し、
かつお節が好きになったみたいです(笑)
場が整うことで、人が元気になり、熱中し、好きになる姿は幸せなことですし、
そんな場を整える「智慧」をやはり子どもたちにも残していきたいものです。
ミマモリスト 眞田 海