先週、鹿児島で子ども主体の保育に取り組んでいる4園の園長先生たちが、合同研修として福岡の「聴福庵」にこられました。
皆で同じ方向を見ながら、こうして組織を超え、一緒に体験や暮らしを通して学び合ったり、自園での課題や悩みを相談し合ったり、同じ地域のことを一緒に考えたりできる仲間がいるというのは、本当に素晴らしいことだと感じ、私自身にとっても大変かけがえのない幸せな時間を過ごさせて頂きました。
また、そんな皆様との聴福庵での時間が終わりになろうかという時、ある園長先生が「聴福庵にいる神様は、天神様と大国主と台所の神様の他に、どこに誰がいるんでしたっけ?」と質問が。
一昔前では、家の中のあらゆる場所に神様が祀られていたといいますが、聴福庵も、玄関に大国主、床の間に天神様、井戸に水神様、お風呂に跋陀婆羅菩薩(ばっだばらぼさつ)など、他にも随所に沢山の神様仏様が祀られていて、神様がいっぱいの家なのですが、
その園長先生は確認後に、玄関やお風呂、トイレに至るまで、聴福庵で祀られている全ての神様に手を合わせてから、聴福庵を後にされたのです。
そんな風に各部屋にまわって、神様に手を合わせる園長先生の姿がとても美しく印象深いものがあり・・・
自分自身もそんな風に、見守りや大切な場、働きに気付き、感謝を伝える行いをしながら、「おかげさま」の気持ちを大事にできたらと学ばせて頂きました。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子