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行事

日本古来の行事から学ぶ

年中行事や室礼、祭りを通して、日本古来の信仰心を取り戻したり、季節の巡りに寄り添った暮らしを味わい自然に感謝しながら、本来の行事のあり方を見直しています。

暮らし

室礼インタビューを通して

毎週月曜にメルマガを配信しているクルーの奥山さんから、毎月「室礼」のインタビューを受けていましたが、ちょうど1年間経過したことと、次回はメルマガ配信150回記念ということも重なり、

 

◆ミマモルジュメールマガジン
http://www.caguya.co.jp/mimamorujyu/

 

来週のメルマガは、これまでの室礼インタビューをまとめた記事を配信予定ということで、ここ最近は過去の記事と共に、この1年間を振り返る機会を頂いています。

 

 

自分自身、室礼とご縁を頂き、お稽古に通いながら、6年半毎月室礼を行う中で、自然の恩恵やご先祖様の大きな見守り、先人の方々の素晴らしい智恵や美しい生き方など、それまで以上に感じられるものが大きくありました。

 

また、そのような室礼は、何も特別な人や特別な技術がないとできないようなものではなく、身近な暮らしの中で、誰でも行いやすいものだからこそ、子どもたちにも繋いでいきたい大事な日本文化だと感じています。

 

そしてこの1年のインタビューを受ける中で、2つの印象深い気付きがありました。

 

ひとつは、自分自身が、両親や祖父母などの影響を大きく受けていたこと。

 

それは、祖母の絵など記憶しているものもありますが、自分が覚えていないことでも、影響を色濃く受けていたことを後から知りました。

 

実は、この室礼インタビューをきっかけに、あまり記憶がなかった子どもの頃の行事について母に聞く機会があったのですが、それこそ母も、お月見の時は河川敷でススキをとってきたり、ひな祭りの時は菜の花をとってきたりと、行事に合わせて季節のお花を飾ったり、七五三など人生の通過儀礼を私が思っている以上に大事にしてくれていたようで・・・

 

私自身が今、室礼や行事を大事に思っているのも、そのおかげなのかもしれないと感じるものがありました。

 

そして、自分が知らないだけで、節目節目で家族や親族にお祝いしてもらいながら大人になったのだと改めて感じられて、本当にありがたい思いと同時に、

 

たとえ記憶に残っていなくても、大人になっても確かに残るものがあるからこそ、改めて幼少期の子どもを取り巻く環境の重要性について考えさせられるものがありました。

 

また、もうひとつの印象深かったことは、インタビューをしていた奥山さんの変化です。

 

インタビューを重ねていくうちに、奥山さん自身の暮らしに変化が見え、そろそろ1年が経とうとする昨年末には「働き方を変えても暮らしは変わらないけど、暮らしを変えると働き方が変わると思います。」と、自分の実体験をもとに話してくれたのです。

 

室礼を知識としてではなく、できるところから自分の暮らしに取り入れていき、そんな風に暮らしを通して働き方まで変わっていく奥山さんの姿は何より嬉しく、改めて「知行合一」の大切さを感じ、こうして感化し合える、学び合える環境や関係も改めてありがたいことだと感じています。そして「暮らしを見直す」ことの可能性の大きさも思った以上に感じさせてもらいました。

 

ふとしたきっかけで始まった「室礼インタビュー」ではありましたが、私自身聴いてもらうことで、改めて室礼のことや自分自身の想いを整理できたり、子どもの頃を掘り起こし、両親含む縦の関係をしっかり感じられる機会になったりと・・・

 

どんなに忙しくても、インタビューが終わる頃には、いつもなんだかじんわり幸せな気持ちになっていて、大事なものを取り戻せる感覚があり、室礼や行事には同じくそういう力があるような気がします。

 

私たち人間は、大きな自然の中のひとつとして存在していることを改めて自覚し、他人や自然、未来と調和できる持続可能な社会の一因となるためにも、これからもそんな先人が残してくれた日本文化を、少しでも子どもたちへと繋いでいけるよう、自然に沿った暮らしを大事にしていけたらと思います。

 

そんなわけで、皆様来週のメルマガをお楽しみに!^^

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子


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