カグヤでは毎月、全クルーとパートナーさんが集まる「初心会議」を行っていますが、
今月の会議では一年のはじまりということで、みんなで「お屠蘇」をいただきました。
毎年行っているものですが、どんな意味があるのかを改めて調べてみると、屠蘇の「屠」は屠(ほふ)る=邪気を払う、「蘇」は魂を目覚め蘇らせる、と解釈され、邪気を払い生気を蘇生させるという意味があるそうです。
使われている薬草は一般的には山椒、桔梗、陳皮、桂皮など5~10種類で、無病長寿を願って飲むだけあり、確かに体に良さそうな味がします…。
また、カグヤでは年少者から年長者へ(若者の生気を年長者へ渡す)、厄年の人は一番最後に、という順番で飲んでいますが、さらに「一人これ飲めば一家苦しみなく、一家これ飲めば一里病なし」と唱えてから東の方角を向いて飲むという作法を知り、今年から取り入れてみました。
一人ひとり唱えるのがなんだか恥ずかしかったり、間違って読んでしまったりで自然と笑いが起こる新年最初の行事となりましたが、
使われている薬草や唱える言葉からも“家族が健康で幸せに過ごせますように”という願いが込められた行事なのだと改めて感じることができました。
今年もこうしてみんなで恒例行事を行えるのも、毎年のお屠蘇のおかげかもしれませんね。
今年もお互いの健康を祈りあい、豊かな一年にしていきたいと思います。
美化コーディネーター
眞田 由莉