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行事

日本古来の行事から学ぶ

年中行事や室礼、祭りを通して、日本古来の信仰心を取り戻したり、季節の巡りに寄り添った暮らしを味わい自然に感謝しながら、本来の行事のあり方を見直しています。

暮らし

引き続き、室礼のお稽古での話です。

 

節分がテーマということもあり、先生から鬼の話が。

 

 

「私たちは解釈が乏しくなり、鬼=悪としてますが、実はいい鬼もいるんですよ・・・」と。

 

調べてみると確かに、

 

現在、「悪い物」「恐ろしい物」の代名詞として使われることの多い「鬼」という語であるが、例えば、鳥取県伯耆町(旧・日野郡溝口町)では、村を守った「強い物」として鬼を崇めていたり、青森県の岩木山では鬼の善行に感謝して、神社の「神」として鬼を祀っているなど、これらのほかにも日本の各地には鬼を善的に捉え、また、畏敬の念で見ている例が少なくない。

 

節分の豆まきに見られるように、鬼が厄災をもたらすとする信仰も根強いが、まったく逆に、鬼が悪霊を追い払い、人に幸福をもたらしてくれる存在と考えている例も少なからず見られる。

 

以上、日本の鬼は「悪」から「善」や「神」まで多様な現れ方をしており、特定のイメージで語ることは困難である。単純に悪者とはできない。ただ、「怖ろし気」「力強く」「超人的」のイメージは多くの鬼に共通しているようである。

 

・・・と「ウィキペディア(Wikipedia)」にも記載があります。

 

豆まきでも「鬼は外 福は内」という掛け声が一般的ですが、地域によっては「鬼は内 福は内」という掛け声で豆まきが行われているところがあるとか!

 

そういえば、社内にも数年前から社内を見守ってくれている「見守り鬼」がいますが、

 

 

恐ろしいばかりだと思っていた鬼も、こんな鬼の存在を知ると見え方も変わったり、ちょっと親近感も湧いてくるもので、そういう意味では、「節分の鬼」も春の訪れと共に現れますから、どこか祝福の存在とも見えてくるような気がします。^^

 

やっぱり物事は裏と表でセットなのだと感じるものもあり、だからこそ、決めつけないものの見方、捉え方を見直して、善悪などの二極化ではない丸ごとで見る自然な物の見方を、日々の一円対話などを通しても訓練したいと思います。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子


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