最近「マインドフルネス」が
グーグルを始め様々な先端企業で取り入れられていることを耳にします。
マインドフルネスとは、
自らのパフォーマンスを最大限引き出していくことを目的とし、
「過去」や「未来」の雑念に囚われずに「今、この瞬間」に集中する為の思考方法です。
私たちカグヤでは、その「マインドフル」な状態になるための環境を
「暮らし」という日常の取り組みの中に仕組み化していくことを目指しました。
「暮らし」という実践環境を通じて、生き方・働き方が磨かれていく。
それは、
「暮らし(life)」の中に
「働く(work)」がある状態(lifework)
を作り出すことであり、
仕事やプライベートを分ける必要はありません。
それが「暮らしフルネス」という考え方だと思います。
見守る保育の中で育つ子どもたちが
「暮らし(life)」と「保育園(work)」を分けずに、
「今」に集中していくために大切なもの。
それは、コーナーや―ゾーン、セミバイキングなど様々な環境が
子どもたちの発達に併せた選択肢があることだけではなく、
レッジョやテファリキのように
「その土地の風土や文化を『暮らし』にどれだけ意図を持って組み込んでいるか」
ということなのかもしれません。
環境という「場」を使って保育を行うからこそ、
「場」にはその土地に合った思想や哲学が必要なのだと思います。
◆暮らしフルネスの10か条
1. いのちのぬくもりを感じること
2. 徳のつながりを味わうこと
3. 大自然の循環と共に生きていくこと
4. 機嫌を整え心身の居心地をよくすること
5. 御蔭様の存在に目を向けること
6. 内省を通して五感や六感を蘇らせること
7. 場の思想を学び、場を深めること
8. 風水土火の恩恵と浄化を楽しむこと
9. 結果ではなくプロセスを優先すること
10.禍福一円観、人間万事塞翁が馬を楽しむこと
ミマモリスト 眞田 海