生き物は自然の変調を感じ取り、
行動する力を持っています。
地震を予知したり、雷や嵐を読み取ったり、
といった天災や気象だけならず、
居心地の悪さや健康を害する場所など、
いのちの危機にも敏感に反応します。
そう思うと、世の中の危機に対して、
不安を感じるというのは、生き物として
非常に優秀であることに気づきます。
何でも楽観視して周りが動いていないからと動かなかったり、
不安や不快をかき消すために心地よさや娯楽を求めたりしていては、
自分の命を自分で守ることが出来ません。
想定内のことは準備して不安要素を消すことはできますが、
きっと感じている不安とは想定外の事。
その不安は、「悪いこと」ではなく、
とても大切な「危機意識」と捉えて
いのちを守る「武器」としてみてもよいのではないかと感じます。
ミマモリスト 眞田 海