外出自粛で、買い物を3日に一度にしたのですが、つい買いすぎてしまうのが豆腐です。
筋トレ女子にとって豆腐は、高たんぱく低カロリーのスーパーフード。
いつもは食べたらまた食べる分だけ買 うというルーティンだったのですが、いまは非常事態で3日分をまとめて買わなくていけません。
毎日食べなけれならないわけではないのですが、もし夜中にお腹が空いたら?と思うとついつい多めに買ってしまうのです。
しかし豆腐はそれほど賞味期限は長くありません。
冷凍保存もできません。
そこで、なんとか長持ちさせられないかとネットで調べてみたら面白いものを発見しました。
江戸時代中期に出版されたという「豆腐百珍」。
いわば、いまでいうところのお豆腐に突出した料理本です。
その中に「味噌漬けとうふ」というものがあったので、実際に作ってみることにしました。
材料は木綿豆腐と味噌。これだけです。
豆腐に重しをして水抜きします。
ちょっとやり過ぎました(^ ^;
豆腐を美濃紙(半紙でもOK)かガーゼで包んで、それをお味噌で覆います。
一晩冷蔵庫で漬け込んだら食べ頃です。
ご飯のお供にも、おつまみにもいい感じです。
トーストにバターと一緒に味噌漬けとうふをつけて食べるのもおすすめです♪
ナッツ類と一緒に細かく刻んでサラダのドレッシング代わりにも。
簡単にできて、カロリーオフのパテとしても活用できますのでぜひお試しください!!
実はこの味噌漬け豆腐、郷土料理としてずっと受け継がれている地域もあるようです。
始まりは民衆に向けた一冊の料理本でしたが、それが江戸、大阪を席巻し、全国に広まって、ある地域では土地に根差した文化となったのです。
とても身近で日常的なことが、長い年月を経て一つの文化になるってすごいことだと思います。
こんな些細なことでも、みんなで続ければ歴史をも動かす力にもなるのだと感じました。
何か特別なことではなく、日常にありふれたことにこそ大切なものがたくさんあって、その一つひとつが世界から称賛される「日本の文化」をつくったのだと思いました。
日々の暮らしをただ流してしまわず、日常をじくり味わって、そこにある大事なものを心に留めながら過ごそうと思います。
その他の豆腐料理はこちらでご覧いただけます。↓↓↓↓↓
http://www.toyama-smenet.or.jp/~tohfu/tofuhyakutin.html
(富山県豆腐商工組合さまホームページ参照)
ミッションパート
佐藤真樹