コロナウィルスのパンデミックの中で、数字だけを見てみると、アジア地域の不思議に気が付きます。
欧米諸国とアジアの対比で「人口10万人当たりのコロナ死亡者数」が大きく偏りがあります。
https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14724
死亡者数のカウントの方法は各国により差がありますが(コロナに感染した際に、最後は心筋梗塞で亡くなった場合はコロナでの死亡とカウントしないなど)感染者数の不明瞭さ(例えば日本は検査自体を他国と比べるとほとんどしていない)などから考慮すると数字の中ではある程度の実数として期待できそうな気がします。
なぜアジアではコロナによる死亡率が欧米諸国と比べてこれほどまでに低いのでしょうか。
台湾とベルギーでは2632倍の致死率です。これは極端な例ですが、この表だと平均してもアジアの約120倍の致死率です。
そう思うと、今日本のコロナ対策が曖昧で悲観的だったにも関わらず、欧米諸国と比べて致死率が低いことから評価されていますが、アジア諸国の中ではワースト2位であることが分かります。
前提が違う地域と比べるよりも、同じ前提や環境のアジア各国同士で今回のことを振り返り、学び合う方が効果が高そうです。
そして、また、アジア諸国はなぜこういう状況になったのかをこれから探求していくことが重要なのだと感じます。
遺伝子レベルのことなのか、摂取しているワクチンの関係なのか、はたまた生活習慣なのか。
何があるのかによって、考え方が変わってくるように感じます。
ミマモリスト 眞田 海