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「饅頭を増やすよりも餡を増やせ」

私は政治や政策には無知ですが、この地方創生という政策。

 

何となく東京と地方を分けて、人口を奪い合おうとする観点にどうも原因があるような気がするのです。

 

どうせ全体的には日本は人口が減少していくわけです。

 

 

そんな中で、右肩上がり(増加)のグラフを作ろうと競争し合っては

奪い合うだけのような気がするのです。

 

会社でいえば、顧客対象の絶対数が減少しているのに、

どんどんと新規顧客獲得のために予算を投資し続ける戦略を取ることになりますが、

 

それは、市場が飽和している状態を意味するので、競争を続ければ続けるほどに、

レッドオーシャンとなり、価格競争になり、収益は落ち続けるモデルに似ていると感じます。

 

そういう時は、現顧客の満足度を高めて、現顧客の生産性を上げていけるサービスを考えていく戦略の方が結果的には収益も上がると思うのです。

 

「饅頭を増やすよりも餡を増やせ」

 

という観点から考えると、むやみに産業を増やすことや転入を増やすことを考える前に、今その土地で暮らす人々の不安や問題は何か。人口が減少しても安心して暮らしていくためには何が必要なのか。そんな観点が大切なように感じます。

 

ミマモリスト 眞田 海