ワンルームの我が家には、床の間は当然のこと、花を飾るようなスペースすらありません。
でもせっかく四季が巡る日本に暮らしているのだから、季節を楽しみたいと思い数年前に購入したのが手拭い用の額縁。
初めはお正月や節句といった行事の手拭いを飾っていましたが、いまでは月ごとに季節を味わえるほど絵柄も増え、月初めの入れ替えがとても楽しみになりました。
今月は梅雨入りに合わせて、雨に霞む蓮の葉がモチーフです。
実はこんなところにカエルが潜んでいたりもします♪
実家では床の間や玄関に季節の花を飾ったり、絵や掛け軸を時節ごと替えたりしていました。
庭先に咲き誇る花々は季節の移ろいを教えてくれました。
辺りを取り囲む山々は、月ごとに微妙に濃淡を変えながら四季を楽しませてくれました。
昔は暮らしと季節が一体だったと感じます。
テレワークで家が仕事場になってみると、緩やかな暮らしの中に働いているという実感があります。
これは会社という、生活とは別の場所に通っていては感じることのできなかった感覚という気がします。
すべてが暮らしの一部として、丸ごと味わっていけたらと思います
ミッションパート
佐藤真樹