昨日はBAで初めてサウナを体験しました。
体験して感じたこと、それは「身体の状態を調律させる場所」だなと感じました。
サウナの中で湯気を浴び、暗室にいると自分の状態が不思議と見えてきます。
「あ、気づかなかったけれど、今左目が疲れているな」
と、外では気づかないことがあることに驚きました。
外に出て、水風呂に浸ると今度は蒸気と暗闇の中とはまた違った感覚が呼び覚まされ、
呼吸が整えられていきます。
そして、外気浴をしていると、耳や目、肌の感覚が鋭くなっていきます。
これを3回繰り返したころには、「思考」と「感性」、いわゆる「頭」と「心」の距離がとても近づき、シンクロしているようなそんな「整った」状態になっていることに気づきます。
ヨガではマインドフルネスの状態と呼びますが、そんな状態になっていくことに気づきます。
「温」「冷」「暗」「明」それらを交互に体験していくのは、交感神経と副交感神経を両方働かせながら整えていくプロセスでもなるのかもしれません。
また、「思考」ばかりが強くなる現代の中で「感覚」を強制的に働かせていくことで、「今」に集中できる環境を整えていくのだとも感じました。
私自身、風呂やサウナというと「暖まること」ばかりに目的や機能を絞って暮らしていましたが、「温」「冷」や「明」「暗」の両方の機能使って、繰り返しの中で整えていくという暮らしの知恵をこれからは、取り入れて行きたいと思います。
ミマモリスト 眞田 海