テレワークなどが進むと、余計に運動をしないという事が増え、不健康な生活が続きます。こんな時だからこそ、「暮らし方」自体を改めて考えて、健康的な暮らし方・働き方を再構築する必要があるのだなと改めて感じます。
以前、足の親指を骨折したことがあります。随分長い間、自由に動くことが出来ずにいたのですが、骨は脆いけれど緩い衝撃を与え続けないと骨が強くならないので、骨折が治った後も、慎重に長期間のリハビリが必要だったことを思い出します。
思えば、あれ以来、私の暮らしの中では電車や車の移動が減り、自転車での移動や徒歩が増えました。
以前の私は短時間で楽に移動することが当たり前のように目的とされていて、電車や車を使うことが前提となっていました。その価値観から自転車や徒歩を見てしまうと、不便で疲れてストレスがたまるもののように感じられ、「現実的」ではないと判断していました。
ただ、あの骨折があったことで、一度立ち止まることが出来ました。
自転車で移動する喜びは電車で移動する喜びの比ではないことが身を持って体験できたというのは幸せなことでした。
風を切って川沿いを走ればその季節の花々・木々に囲まれ、満員電車とも無縁の素晴らしい時間が訪れます。また、ストレスとも無縁で健康的で清々しい気持ちに朝からなれます。
不便だと思っていたものが、不便でないと思えることが、多々あるわけですね。
暮らし方改革や働き方改革には、そういった物事を受けとる視点を「改革」していくことにあるように思います。
「今頂いている環境」を「今」に最適化していき「心身ともに健康」で磨かれていく暮らし方。
一つ一つ、私自身も見つけて行きたいと思います。
ミマモリスト 眞田 海