今週は、社内の室礼を「お盆」に変えました。
お盆とは、ご先祖様の御霊祭りとして、旧暦の7月13日の夕方から15、16日にかけて行われる行事で、盆行事の中心は先祖の霊を迎えて供養をすること。
13日の夕方に迎え火を焚くことから始まり、16日の送り火に終わるとされていますが、現在では1ヶ月遅れの8月に行われるところが多いようですね。
昨年も他のクルーと一緒に精霊馬をつくったように・・・
◆お盆の室礼 ~2019年~
http://www.caguya.co.jp/kurashi/23127.html
ご先祖様は足の速いきゅうりの馬にのってあの世から早く家にお帰りになり、歩みの遅い茄子の牛にのって、この世からあの世に帰られる・・・や、供物を牛に乗せてあの世へ持ち帰ってもらうように・・・などと願いが込められていますが、
今年も一緒に社内にいた女性クルーのご協力を頂きました!^^
昨年は「足は麻幹(おがら)でつくってました」と教えてくれたクルーがいましたが、今回は「私の実家では、とうもろこしのひげで馬のしっぽをつくってました」というクルーがいたので、社内の植物でこんなしっぽに!笑
それを見たクルーも
「火の鳥みたい!あの世からすごいスピードで帰ってきてくれそう。」
「なんだこれ?! 俺が死ん時はせっかちだからこういうのがいい!」
なんて声も出て、遊び心いっぱいの室礼に。^^
お盆の概念は日本全国に広まっているため、その行事の内容や風習は地方、更には家庭とそれぞれに様々な様式があり、必ずしも定まったものではありませんから、先祖供養のお盆を機にご自分の家庭で大事に受け継がれた家庭内文化に目を向けてみたり、ご先祖様など縦の繋がりを意識して見るのも、とても大事なことのように感じています。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子