毎日暑い日が続いてますが、それでも朝晩は多少暑さも和らぎ過ごしやすくなってきましたね。
二十四節気を見てみると・・・
暑さが収まる頃といわれる「処暑」も本日最終日で、明日からは、夜中に大気が冷え、草花や木に朝露が宿りはじめる頃という「白露」。
日中の暑さも和らぎはじめ、だんだんと秋の気配が深まっていく時期へと移り変わるタイミングですので、夏のものはしまって、秋への準備もしておくとよさそうですね。
私も夏用のい草のゴザは、今日にでもしまおうと思います。^^
◆夏仕様
http://www.caguya.co.jp/kurashi/30167.html
それにしても、先日まで滞在していた聴福庵での暮らしを思い出すと・・・
網代(あじろ)は、そのひんやりとした感触と、ベタつかないさらりとした肌触りから、思わずゴロンと寝転がりたくなるほどで、
葦戸(よしど)は、夏の強い日射しを遮り、風通しも良く、見た目も含め涼しい空間をつくってくれて、
毎日暑かったものの、そんな日本の伝統の技のおかげで、随分、快適に過ごさせてもらったことを感じます。
今では、猛暑をしのぐには冷房を利かせるのが手っ取り早いことと、いわゆる木造住宅も減ってますし、このようなものは、昔から日本人に親しまれていたものの、今ではあまり目にしませんが、
やっぱり、日本人の知恵と伝統が育んだ素晴らしい本物に触れ、見直しながら、自然に合わせ、柔軟に謙虚に生きていく在り方を見習いたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子