先日の「暮らしフルネス」研修では、家のお手入れということで「柿渋塗り」を体験して頂いたのですが、
翌日には「昨日は柿渋を使って家の保全、家を長く生きさせる生活を体験しましたが、蜜蝋の体験もやってみたいです」のお声を頂いたので、最終日には蜜蝋塗りも体験して頂きました。
「どこかくすんでて気になるところや塗りたいところなどあればどこでもいいですよ」とお伝えすると、「ここの部屋の引戸のすべりが悪いのでここもやっていいですか?」と自分たちが使っていた部屋の敷居を磨いてくれました。
実際にやって頂くと、戸のすべりがよくなりました!
自分自身は「磨くと美しく輝く」意識はあったものの、「戸のすべりをよくする」という視点はなかったので驚きでした。
また他にも、建具など色々と磨いていただきましたが、こうして自分たちがお世話になった場を掃除したりお手入れしたり磨いたり・・・ということは、なんだか想いもこもって感慨深いものを感じます。
外の看板も
3人に磨いて頂くとこんなに美しく!
ついついやることや前に進むことに意識が行きがちなので、こうしてしっかり振り返ること、お手入れする時間をとることを意識的に大事にしたいものです。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子