今年の春頃は新型コロナウイルスが蔓延に伴い、在宅ワークをしていました。そんな時、せっかく家で働くなら少しでも働きやすい環境を！ということで、ベランダで朝顔を育てていました。

どうせだったら、緑のカーテンを作りたいな～と朝顔の成長に合わせ添え木を長くしていき、暑さよけも兼ね簾と網を駆使して上に蔓を伸ばせるようにし、気づけば2メートル近くまで大きくなりました。

今年は例年以上に暑い日が続く中でも、「暑いのに毎日頑張って咲いてるな～」と朝顔の美しさに励まされたり、簾越しにこぼれる陽の光りを感じながら室内で仕事をしていました。

毎朝ベランダに出て、水をあげることも気づけば、日々の暮らしの当たり前になっていたんだなと今振り返ると感じます。

そんな朝顔も10月に入り、朝晩冷えるようになってからは花を枯らし、新しい花を咲かさない代わりに、種が出来はじめていました。

朝顔を育てるのは小学生ぶり以来で、当時は夏休みの宿題だったのかと思いますが、今年は朝顔の美しさにずいぶん惹かれ、癒されました。

狭いベランダで育てるには限界がありますが、プランター2つでも十分心は癒され、採れた種には嬉しさを感じます。

暮らし、そして、働く。

コロナを受けて様々なことが変わりましたが、その一つに自分自身の暮らしの変化を感じています。

来年の朝顔の種を蒔く時期が来るまでは、今の時期に沿った暮らしを味わい、楽しんでいきたいと思います。

ミマモルジュ

奥山　卓矢