旅先でたまたま購入した醤油が気に入ってしばらくお取り寄せしていたのですが、ふとした時に原料表示の「アルコール」という記載に意味もなくモヤっとした気持ちが起こり調べてみると、醤油を仕込む木樽の消毒にアルコールを使用するらしく、特に原料として入れているわけではないものの法的に記載義務があるということのようでした。
そうはいっても一度抱いたモヤっと感はやはり拭えず、それからというものずっと醤油の原料以外を全く使用せず、且つ口に合う醤油を探し続けていました。
しかしなかなか見つからず今年ついに自分で作ることにしました。
しかしそこは初心者。
チャレンジ一年目は手始めに「手作り醤油キッド」からスタートしてみました。
醤油の元となる大豆と小麦は、すでに抜群の配分で調合され酵母もついた状態で袋詰めされていて、それにもう一つの原料となる選りすぐりの塩と縛り布までセットされていて、作り方も丁寧な説明書が同封されているので何も難しいことはありません。
食塩水をつくり、仕込み瓶に麹のついた大豆と小麦を入れます。
塩水がまんべんなく行き渡るようにかき混ぜながら入れていきます。
最後に全体をよくかき混ぜて仕込みは完了です。
後は毎日酵母に酸素が行き渡るようかき混ぜるだけです。
完成まで1年ということらしいです。
醤油は、長い時間をかけじっくり優しく「もろみ」を「育てる」ものなのだそうです。
その毎日の関わりの中に大切な学びがたくさんあるように感じます。
これから一年、「もろみ」を育む気持ちで、丁寧に手入れしようと思います。
ミッションパート
佐藤真樹