届きました。
コロナ禍で28万匹余ってしまっていた寒鰤です。
送料込みで4000円です。
参っちゃうくらい大きいです(笑)
この量をどうにかしようとすると、、、一家庭では無理ですね。
とにかくひたすら捌いて、アラと身、カマ、内臓に分けて行きました。
いろんなレシピを探してみると、余すことなく使えるレシピがたくさん。
いやー!楽しい!
気がついたら仕込み終わるまで4時間。
捨てるところが尾と苦玉と内臓の一部くらい。
本当に丸ごと一匹食べられるんですね。
しかし、こんなに大きな魚をまさか自分が捌けるようになるとは・・・。
思い返せば5年前に祖母の使っていた鰹節削り器を譲り受けた時から
少しずつ、少しずつ、道具たちに囲まれるようになり、そして道具たちによって
暮らしに磨きをかけてもらって来ていたことに気づきます。
おばあちゃんから譲り受けた鰹節削り器。
おじいちゃんから譲り受けた砥石一式。
ご縁のある道具と出会うことで、暮らしが豊かになっていくのだということを
改めて感じます。
暮らしは日常であり、特別なことではありません。
このコロナ禍に於いて、暮らしとは
「働く」ということを支える根幹であるように思います。
その日常が5年をかけて道具たちによって磨かれてきたということ。
私にとって鰹節削り器と砥石はかけがえのない暮らしの道具のように思います。
「子どもたちにどんな暮らしを残していきたいのか」
私にできること。
私がしたいこと。
少しずつそれもまた、見えてきたように感じます。
おじいちゃん、おばあちゃん、ありがとうね。
ミマモリスト 眞田 海