先日、室礼のお稽古がありましたが、
◆水仙
http://www.caguya.co.jp/kurashi/33680.html
今回私は、「節分」をテーマに室礼を行いました。
画面を通して先生に見て頂くと「すごい床の間。そのようなお床はすごく力があるから、大豆の入った升はもっと大きい方がいいでしょうね。」と。
これまで長板で行うことがメインでしたから、実際の床の間での室礼の経験はほとんどありませんでしたが、やっぱり場に合わせたものが必要であることを実感。
その後、道具や花器なども大きなものに変えて行ってみると、確かに前のよりもしっくりくる感覚がありました。
そう考えると・・・私はキャパが小さかったりもして、気付けば「いっぱいよりはちょっとで大丈夫」「こんなかんじでもう十分」という感覚になっていて、それと関係しているのか、どちらかというと大胆なかんじよりも、ちょこちょこ、ちまちま、こじんまり・・・という方が、得意というか性に合うというか、どこか安心して行えるところがあるのですが、場が変われば、それに合わせた努力もやっぱり必要になってくるものですね。^^;
確かにこれまで「東京のマンション暮らしでも、オフィスの中でも室礼はできる」という思いで、長板1枚で室礼を続けていましたが、いざこのような場を与えられると、やっぱりその違いを実感。
先生からは続けて「そういう場で室礼ができるようになったらすごわね。」と、ちょっと笑われながら声を掛けられましたが・・・
キャパの小さな自分が大きな器を与えて頂いたことで、成長できる機会を頂いているのだと受け止めて、背中を押してもらった気持ちで、家から学ぶ、場から学ぶ、自然から学ぶ・・・と、謙虚に耳を傾けて頑張ってみたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子